たけとんぼ②【居酒屋】@北海道・帯広

～北海道の新鮮な海の幸・山の幸と全国各地の地酒が楽しめる、帯広市内の人気居酒屋～
一人酒おススメ度　★★★★☆

仕事を終え、帯広駅前のふく井ホテルに戻る。
部屋でスーツを脱ぎ、OFFモードに。
厚着をして街中へ出掛けるか。

足は自然と前回入れなかった 「たけとんぼ」に向かう。

今夜も大繁盛しているようだ。
カウンター席は空いているが、料理を出すのに時間がかかると店員に言われる。
別に急ぎはしない、その旨了承して久し振りにカウンター席に着く。

ゆっくり飲るには、やはり日本酒だろう。
北海道の「男山生酛純米」を頼む。

枡で出す店はそうない、なかなか風情がある。
旨さや華やかさが少ない、北海道の大地のような酒。
ひと口含みそう感じていると、お通しがやってくる。

ツマミはしばらく出ないだろう。
お通しと塩で日本酒を楽しむとしよう。

この店は、実はあまり一人飲みには適していない。
座敷が中心の居酒屋だから、一品一品の量が多い。
そして団体客が多くなるので、よく言えば賑やか、悪く言えば騒々しい。
カウンター向こうで店員が慌ただしく動いているのも否が応でも目に入る。
それでも足を運んでしまう魅力がこの店にはある。

しばらくして「天然平目の造り」が運ばれてくる。

うん、これは旨い。
歯応えも味わいも申し分ない。
たっぷり付いている「エンガワ」も実に美味しい。
これを食べるだけでも価値がある。

平目の途中で枡が空になる、次は北海道の「國稀（本醸造）」を頼む。

続いて、「山ワサビのせ冷や奴」が出てくる。

この山ワサビが実に辛い。
鼻にツーンときて、いつも泣きそうになる。
でも、毎回頼んでしまう一品だ。

そろそろ温かいツマミが欲しくなる。
メニューに珍しい品を見つける。
「秋鮭の白子」か、注文してみよう。

見た目は旨そうだ。
鱈の白子のような味わいを期待しながらひと口食べる。

残念ながら期待外れのようだ。
味わい深さが全くない。
あまり出回ってない理由が分かるような気がする・・・

美味しくない揚げ物は量が多いと辛いかな。
（決して不味くはない）
私は頼んだものは残さない主義、しっかりと最後まで美味しくいただく。

もう少し日本酒と刺身を楽しみたい気もするが、今夜はここでやめておこう。

今夜も美味しい刺身と北海道の地酒をたっぷり堪能できた。
私が知りうる限り、ここが帯広で最もお勧めできる居酒屋だ。
一人飲みにはやや不向きともいえる店だが、それでも一人で何度も来てしまう。
帯広で旨い刺身と日本酒を楽しみたいなら、真っ先に訪れる価値のある店だろう・・・

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