~帯広駅近くの人気店で、身も心も温まる炉端焼きをいただく~
一人酒おススメ度 ★★★★☆
本日から今年最後の北海道出張。
とかち帯広空港に降り立つと、あまりの寒さに思わず身が引き締まる。
雪国に来たことを肌で感じる・・・
空港からバスで帯広駅に移動し仕事を終えた後、宿泊先のホテルにチェックインする。
外はかなりの寒さがだ、気合を入れて繁華街へと出掛ける。
いつもはどの店にしようかとぶらつくのだが、今夜は無理。
前から入ってみたかった、炉端焼きの店「魚千」へまっしぐらに向かう。
店の外からは中が窺えない。
思い切って戸を開け店内へ足を踏み入れる。
店の正面には、半円形のカウンターがある。
時刻が早いからだろうか、客の入りは三分程度。
カウンターの真ん中近くに案内される。
カウンターの前には、炉端焼きの素材がずらりと並んでいる。
本格的な炉端焼きの店に入るのは久し振りだ。
実にいい雰囲気を感じる。
先ずは北海道の「國稀」を頼む。
杯を選び、女将に一杯注いでもらう。
北の酒場で日本酒を一献、この雰囲気がたまらない・・・
炉端焼きを頼む前に、黒板に書いてある二品を注文する。
最初に「銀ガレイえんがわ」が出てくる。
予想以上のボリュームだ。
昔東京のスーパー(大関)で買ったえんがわの刺身を思い出す。
脂が強くて最後の方は気持ち悪くなったが、これはどうだろう・・・
一口食べる。
うん、美味しい。
平目のエンガワの様なコリコリ感はないが、見た目通りスッキリした味わいだ。
程良い脂っぽさが日本酒によく合う・・・
日本酒がすすみ、徳利が空になる。
同じく北海道の「福司」をもらう。
続いて、「まだち白子ポン酢」が運ばれてくる。
冷たい白子と思いきや、アツアツのまだち白子。
それをポン酢に漬けていただく。
これも旨い。
寒い北海道では温かい白子の方が美味かな。
私の目の前のカウンターには、美味しそうな「銀むつのカマ」が置かれている。
とても食べたいが、相当な大きさだ。
ホッケやニシン、ツボダイ等も一人で食べるには大きい・・・
泣く泣く魚類は断念し、「ししとうのベーコン巻」を頼む。
これこれ、これが炉端焼きの楽しみだ。
とても美味しいのだが、返す返すも銀むつのカマが頼めないのが辛い。
こんなことなら最初から焼き物を注文するべきだった・・・
そんなことを思っていると、女将からサービスが。
茄子と胡瓜の漬物に、たっぷりの山ワサビ。
漬物はかなりしょっぱく私好みではないものの、女将の心遣いが嬉しい。
心遣いと山わさびのお陰で、涙が出そうになる・・・
ここはとてもいい店だ。
女将も、女店員も、北酒場にぴったりのいい感じ。
肝心の料理も美味しく、店内の雰囲気もいい。
カウンターも充実しており、一人飲みを楽しむにもいいだろう。
料理の量が多いのは、嬉しい悩みと捉えたい。
帯広に来たら、特に冬に来たときには是非訪れたい、一押しの店と言える。
次は銀むつのカマ焼きを食したい・・・
炉ばた 魚千【炉端焼き】
https://tabelog.com/hokkaido/A0111/A011101/1009878/
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