～天満駅すぐと便利で、多くの赤鬼が迎えてくれる居酒屋～
一人酒おススメ度 ★★★☆☆
本日から今週いっぱい大阪の予定。
今夜は一人で出掛けるとしよう。
宿泊先の南森町から、天神橋筋商店街を天満方面へぶらぶらと歩く。
JR天満駅手前に面白い名前の店を見つける。
「赤おに家」、入ってみるか。
木製の階段を昇ると、店の入口で赤鬼が出迎えてくれる。
なるほど、本当に赤おにが住んでいるらしい・・・
やや暗めの店内に入り、入って左手のカウンター席に案内される。
赤おにの絵が飾ってあったり、鬼のオブジェが至るところにある。
こういう内装は嫌いじゃない。
仕事で疲れた心身を癒すため、最初から日本酒にする。
今夜は高知の「酔鯨」をチョイス。
うん、旨い。
私は自棄酒は飲らない主義。
嫌な仕事の事は忘れ、日本酒の味を純粋に楽しもう。
そうでないとバチがあたる・・・
グランドメニューを見ると、魅力的な創作料理が並んでいる。
しかし今夜は本日のメニュー（紙）から選ぶとしよう。
夏らしく「活ハモの湯引き」と、「アボカドと鮮魚の韓国風タルタル」「いかわたと下足のきのこホイル焼」を注文する。
先ずは「活ハモの湯引き」が運ばれてくる。
梅肉と酢味噌が色鮮やかで美しい。
やはり梅肉を付けて口に運び、杯を傾ける。
うん、至福なり・・・
日本人に生まれて良かったと、人生で何千回目の再確認。
そして、鱧を食べると、暑い夏の到来を感じる。
ちょうど鱧を堪能し終わった頃、「アボカドと鮮魚の韓国風タルタル」が出てくる。
こういうタイミングのサーブを計算しているなら、素晴らしい店だ。
まぁ、結果オーライでも構わない。
店内の混み具合から考え、流石にそこまで要求するのは酷だろう。
出てくるタイミングは良かったが、肝心の味が・・・
味付けが濃すぎる。
濃いだけでなく、塩分がキツイ。
根が関西人の私は、カライ（東京風に言うなら、しょっぱい）のが苦手である。
健康にも良いわけだから、この嗜好を変えるつもりはない。
よくメニューを見ると、～濃厚ゴマダレとピり辛コリアンソースで～ と書いてある。
ソースを生かすなら、もっとアボカドの量を増やした方がいい。
あまりにアボカドが小さくて少ない。
これに日本酒は合わないので、急いで「芋焼酎のロック」を頼む。
これで何とか食べられると思うところへ、「いかわたと下足のきのこホイル焼」が。
温かい料理なので、こちらを先に、日本酒と一緒にいただくとしよう。
ところが、これも実に濃い。
いかわたのコクなのだろうが、今日の私の口にはイマイチ合わない。
仕方ない、意識は文庫本に集中させよう・・・
いつもならこの辺りで帰るのだが、何かもうひとつ釈然としない。
熟考の末、「ピり辛ソーメンチャンプルー」と「角ハイボール」をもらう。
ピリ辛具合が物足りないが、まあ納得の品だろう。
喉が渇き気味のため、ハイボールのシュワシュワ感が心地良い。
ツマミは外れたが、何故だか店の印象は悪くない。
私が言うのは変だが、次回リベンジしてみたいと思える。
また、赤鬼に会いにくるかな・・・
赤おに家・天満店【居酒屋】
https://tabelog.com/osaka/A2701/A270103/27031113/
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