~四半世紀前の国立での記憶が甦る、まさに伝説のスタミナ丼「すた丼」~
一人飯おススメ度 ★★★☆☆
暑いなか午前中に予定を終え、品川駅に戻ってくる。
時刻はちょうどお昼時。
昨日の夜はあまり食べていないので、程よく腹が空いている。
前から気になっている店に行くか・・・
向かう先は、品川駅近くの品達どんぶり五人衆内「伝説のすた丼屋」。
入口の券売機で「すた丼」と「生ビール」の食券を買い、カウンター席に座る。
私は学生時代に国立のラーメン屋でスタミナ丼、通称「スタ丼」をよく食べた。
下宿先の近くにラーメン屋があり、夜中にもよく通ったものだ。
スタ丼発祥の店は、暗く汚く(失礼)、客も店員も男だけの店だった。
スタ丼は、安い豚バラ肉をニンニク・生姜を効かせて濃い目に味付け、どんぶり飯に盛ったもの。
普通でも、通常の大盛り以上のボリュームがあった。
たしか大盛りは洗面器のような器に入っていた・・・
超B級だけどまた食べたくなるスタ丼は、私の青春時代の味。
今日はミニサイズにしようかとも考えるが、学生気分に戻り普通サイズで注文する。
「すた丼」が運ばれてくる。
二十数年ぶりの再会だ。
昔のは卵が最初から盛られていたが、今回のは別皿に殻を割る前の状態(いわゆる生卵)で添えられている。
(写真は生卵を割り入れた後)
相変わらずボリューム満点だ。
一口頬張ると、青春時代の濃い目の記憶が甦る。
基本的な味付けは変わっていないが、ニンニクが前ほど効いていない。
まぁ、場所柄、時代柄、やむを得ないのだろう。
少し残念だが・・・
食べ終わると腹いっぱい、昔は夜中でも食べられたのに。
時の流れは私の胃袋の大きさも変えている。
総じて満足だが、この店(チェーン)には個人的にやや不満がある。
いや、不満とは違う、哀しい気持ちが生じている。
もともとスタ丼とは、学生等若い貧しい者のためのメニュー。
それは、やはりマニアックな存在でいて欲しい。
昔の切ない記憶は、やはり記憶の中に留めて置くのがいいのだろう。
だが青春時代を思い出させてくれたことには感謝したい。
では過去の想い出がない方に、この「すた丼」を勧めるだろうか。
実に悩ましい・・・
伝説のすた丼屋・品川店【スタミナ丼】
https://tabelog.com/tokyo/A1314/A131403/13023012/
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