~古き良き自由が丘を感じる店内で、安くて美味しい鰻を味わう~
一人酒おススメ度 ★★★★☆
自由が丘で有名な老舗呑み屋は、金田とこの店。
いつも入り難い雰囲気だが、今夜は勇気を振り絞り「ほさかや」に入ってみるか。
外から店内を覗く。
いつも満席の印象だが、今夜はカウンターの向かって右手が空いている。
よし、入ってみよう。
店内はコの字型カウンター席のみ。
その内側を店員が移動する、昔ながらの居酒屋スタイル。
そういえば、金田の1Fもそうだった。
壁にかかった品書きを見る。
実にシンプル。
店の潔さ、矜持を感じる。
とりあえず「ビール(小)」を頼む。
すると、「アサヒですか、キリンですか?」との問いが返ってくる。
躊躇なくキリンと返答。
私の中では、サッポロ>キリン>アサヒ、サントリー。
銘柄で多少変わるが・・・
ビールと付き出しが出てくる。
おぉ、小瓶だ。
私は瓶ビール好きだが、キリン一番搾りの小瓶は初めて見た。
ただ、キリンの一番搾りは好みじゃない。
クラシックラガーかラガーだと思っていたのだが・・・
店員に鰻の串を3本頼む。
店内を見渡すと、客は全員男性。
しかも、おじさんばかり。
いいね、昔ながらの大衆酒場の雰囲気だ。
しばらくして店員が、焼き上がった串を大雑把に目の前の皿に置く。
この適当感が店の雰囲気にマッチしている。
先ずは、ウナギの「塩焼き」からいただく。
うん、これは旨い。
鰻の脂っこい旨さが、塩焼きで良き加減になっている。
次に、「からくり焼き」(奥)と「きも焼き」(手前)。
この店ではスマホで写真を撮るのがはばかられる。
そのためピンボケしている。
本当は私の腕のせいだが・・・
うん、これも旨い。
鰻の肝は好物なのでよく食べるが、からくり焼きのようなのは初めてだ。
この店ではからくり焼きの方が好みかな。
ビールを飲み干したので、焼酎を頼むことにする。
壁の品書きには、ただ焼酎としか書いていない。
その横を見ると、「キンミヤ焼酎」のポスターが貼ってある。
やはり、この店には甲類の焼酎が似合う。
「キンミヤ焼酎」をロックで頼む。
何とも豪快な出し方。
甲類の焼酎はこうでなければ。
期待以上で嬉しくなる・・・
まだ食べていない残りの串2種を注文する。
「かしら焼き」(左)と「ひれ焼き」(右)。
どちらも美味しい。
ただ、ねっとり感が物凄いひれ焼きは好みが分かれるかも・・・
店内を見回しながら、キンミヤ焼酎を飲む。
ツマミを追加しようか悩む。
美味しいとはいえ脂っぽい鰻の串のため、満腹ではないが腹は満足している。
ここの串は300円ないしは350円。
鰻としては安いものの、焼き鳥なら高級店の値段。
そう考え、今夜のオーダーはこれで終了とする。
店員に会計を頼む。
伝票なしにどう計算するのかと思いきや、串の数を数えて計算するらしい。
短いのが350円、長いのが300円。
実に分かりやすい。
じゃりんこチエの父親のように、串をわざと落とす客はいないのだろうか。
きっと自由が丘にはいないのだろう・・・
今夜は老舗大衆酒場を満喫した。
古き良き昭和の香りが漂う店内は独特な雰囲気に満ちている。
こういう雰囲気は嫌いじゃないが、最初は少し気後れする。
慣れればきっとオアシスになるのだろう。
ここは大人、いやおじさんの一人飲みには最高の店の部類に入るだろう。
鰻の串をツマミに一杯飲るのはたまらない。
古き良き昭和の居酒屋を感じたい方にもおすすめしたい。
ただ、(若い)女性の団体はご遠慮願いたいかな・・・
ほさかや【うなぎ】
https://tabelog.com/tokyo/A1317/A131703/13008198/
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